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■2003.05.04ー朝日新聞ー【木材の防腐剤クレオソート油が国の工事で使用禁止】

■2000.11.08ー朝日新聞ー【韓国産ミニトマトから有機リン系農薬高濃度検出】

■2000.11.08ー朝日新聞ー【シロアリ防除剤「クロルピリホス」製造・使用中止へ】

■2000.10.22ー毎日新聞ー【家庭でまく殺虫剤などにも基準を】

■2000.10.20ー毎日新聞ー【厚生省「シックハウス」防止へ、4物質に濃度指針値設定】

■2000.09.18ー毎日新聞ー【シロアリ退治】

■2000.07.01発行「食品と暮らしの安全」日本子孫基金発行【最も危ない果物は何か】

■2000.06.18ー毎日新聞ー【シロアリ駆除剤に注意を】

■2000.06.07ー反農薬東京グループHPより
建設省が発注する施設でVOC対策を通達−シロアリ対策は非有機リン系薬剤使用など自分たちだけ安全に!


■2000.11.08ー朝日新聞ー【韓国産ミニトマトから高濃度検出】

山口県下関市の下関港に輸入された韓国産のミニトマトから国内基準を超える農薬の有機リン系殺虫剤EPNが検出され、厚生省が全国31ヶ所の検疫所を通じて、韓国産ミニトマトの通関前検査を輸入業者に命じたことが7日わかった。検査には通常2,3日かかり、鮮度が落ちるため、韓国産の輸入減少や、それに伴う国産ミニトマトの一時的な値上がりを懸念する声も出ている。

基準値を越えるEPNが検出されたのは、韓国から先月下旬に下関港に輸入されたミニトマト。厚生省が実施しているモニタリング調査で、国内基準値の0,1ppmを上回る0.24ppmが検出されたという。

厚生省検疫所業務管理室によると、昨年11月にも博多港に輸入された韓国産ミニトマトから基準値を越えるEPNが検出された。

このため、食品衛生法に基づき、今月6日付けで今回の検査命令を出した。今後は、輸入業者が通関前に、指定された検査期間で検査を受けなければならなくなる。基準値を越えた場合は、廃棄処分にするか韓国に戻すことになるという。

門司税関によると、ミニトマトを含む韓国産トマトの輸入は、国産の不作などから1998年に急増。以後も増え続け、昨年は約7千トン、今年もすでに約7500トンが輸入されている。

下関と韓国・釜山を結ぶ関釜フェリーで、韓国産ミニトマトを輸入している大分市内の青果物卸売会社は「非常に残念。検査日数を考えると鮮度が落ちることは否めず、実質の輸入ストップ。国産トマトの価格も上がるのではないか」と話している。


■2000.11.08ー朝日新聞ー

【シロアリ防除剤「クロルピリホス」製造・使用中止へ】

シロアリ防除剤のメーカーと使用業者でつくる「日本しろあり対策協会」は7日、街路樹や住宅のシロアリ防除剤として広く使われ、健康への影響が懸念されていた有機リン系の薬剤クロルピリホスの製造と使用を来年から段階的にとりやめることを決めた。

頭痛などの被害が絶えないほか、米環境保護局(EPA)が子供の健康保護の観点から規制強化を打ち出したことなどを踏まえた。ただ、業者は在庫を抱えており、中止までに駆け込み使用も予想されている。

クロルピリホスは、シロアリ防除剤として木材に塗られたり、床下にまかれたりするほか、農作物や芝、樹木などの害虫駆除にも広く使われており、最盛期には年間1万トンが製造された。ただ、頭痛や吐き気、目の痛みなどの症状が出るとして、市民団体などが建設省や協会に使用禁止を求めていた。今年6月には、米環境保護局が子供の健康保持の観点から製剤メーカーと協定を結び、防除剤としての使用と製剤の生産を段階的にやめることなどの規制策を打ち出していた。

これに対し、建設省と日本しろあり対策協会は当初、「日本の使用量は米国の二十分の一程度しかなく、米国と同じ規制は必要ない」としていた。しかし、米環境保護局が行った健康への影響の評価基準を否定するのが難しい【厚生省が室内の化学物質汚染対策として米国の評価基準を採用しそうだ】といった点を考慮し、製造と使用の自粛に踏み切ることにした。

協会によると、クロルピリホスの原体の輸入や製剤の製造の中止を来年4月から10月にかけて実施、使用も2002年からやめる。協会は63のメーカーと930の散布する業者で構成しており、加盟していない業者も多いが、協会は「製造を中止することで会員以外も使えなくなる」としている。

これに対し、反農薬東京グループの辻万千子代表は、「1980年代に有機塩素系のクロルデンが禁止された際、業者は駆け込みで使って多くの被害者が出た。国と業界は、在庫を回収するなどの措置をとるべきだ」と話している。


■2000.10.22ー毎日新聞よりー【家庭でまく殺虫剤などにも基準を】

家庭など身の回りで使われるゴキブリ駆除剤や殺虫剤は、使用基準や被害防止策などが無いために、健康被害にあっても泣き寝入りしなければならない。

こうした状況を打開するため「生活環境における有害化学物質の規制法」を求めるシンポジウムが26日午後3時から、東京永田町の参議院議員会館で開かれる。
体調害しても泣き寝入り

盛岡市のA子さん(58)は1998年3月、勤め先の寮で食事の準備をしていたところ、急に体がだるくなり、翌日には頭痛、胸のむかつき、目の痛み、おう吐などに苦しみ、体調を崩してしまった。当日の午前、厨房でゴキブリ駆除用に殺虫剤(フェニトロチオンとペリメトリン)が大量に散布されたのが原因だとして、A子さんは今年8月、損害賠償訴訟を起こした。

体調が元に戻らず、昨年、仕事を辞める羽目になったA子さんは薬剤散布会社に生活の保障を求めた。会社側は謝罪したものの、「薬剤は政府が認可したもので安全」と主張、結局、泣き寝入りの状態になってしまった。

A子さんは「殺虫剤が床にしたたり落ちていたため、モップでふき取ったが、まさか農薬でこんな目に会うとは予想もしなかった」と被害救済を訴える。
農地で使う農薬には農薬取締法によって使用基準などが定められているが、同じ農薬が家庭内でゴキブリ駆除などに使われても、取り締まる法律はない。被害の救済策もない。

こしたことから「生活環境で使用される農薬などにも規制が必要」と、国会議員の岡崎トミ子さん(民主党)や中川智子さん(社民党)ら5人の議員と市民団体「反農薬東京グループ」(東京)などは、このほど「生活環境における有害化学物質の規制を考える議員と市民の会」(?0424-63-3027)を結成した。

シンポジウムには、農薬の被害にあった人たちや、国会議員が集まって今後の対策を検討する。【小林 正美】


■2000.10.20ー毎日新聞よりー【4物質に濃度指針値設定】

室内で発生する化学物質の汚染を防ぐため、厚生省はシロアリ駆除剤のクロルピリホスなど4物質について、新たに室内の濃度指針値を設定することを決め、近く一般の意見を求める。

室内では床材や壁紙、ソファなどから数多くの化学物質が発生する。この物質を吸い込んで頭痛、めまい、アレルギーなどを引き起こす化学物質過敏症が社会問題になっている。

こうした状況を背景に、厚生省はこれまでに

(1)発ガン性物質のホルムアルデヒド(塗料など)

(2)キシレン(接着剤の溶剤など)

(3)トルエン(塗料、シンナーの成分)

(4)パラジクロロベンゼン(防臭・防虫剤)の4物質について室内濃度指針値を決めている。

しかし、有害な物質は他にもあり、このほど開いた「シックハウス問題に関する検討会」(座長・林裕造北里大学客員教授)で新たに4物質の指針値設ける案を示した。4物質は

(1)クロルピリホス(殺虫剤でシロアリ駆除など)

(2)フタル酸ジブチル(塩化ビニールを軟らかくする可塑剤など)

(3)スチレン(プラスチック製品の原料)

(4)エチルベンゼン(スチレンの原料など)。

厚生省が1997年と98年、全国の住宅で調べた化学物質のうち高濃度で検出された物質が中心だ。フタル酸ジブチルの基準案はWHO(世界保健機構)のガイドラインと同じだが、エチルベンゼンはWHO(1立方メートルあたり22ミリグラム)より厳しい。

農薬のクロルピリホスは米国で基準値が厳しくなったことが背景にある。スチレンとフタル酸ジブチルは環境ホルモン(内分泌かく乱物質)の疑いが指摘され、エチルベンゼンは国際がん研究機関(IARC)によって「発ガンの可能性がある」との分類項目に入っている。【小林 正美】


■2000.09.18ー毎日新聞よりー【シロアリ退治】

木造家屋の大敵、シロアリ。どうやって退治したらよいか頭を悩ます人は多い。

床下に農薬をまく方法だと、化学物質に過敏な人の場合は特に健康への影響が心配になる。

農薬を使わない方法も含め、どんな駆除法があり、どれくらいの費用がかかるのかを探ってみた。【小島 正美】
◆薬剤散布方式にも選択肢

シロアリ駆除で一般的なのは薬剤(農薬)を使う方法だが、同じ薬剤使用でもやり方にはいくつかの選択がある。日本しろあり対策協会(東京・約930業者加盟・TEL03-3354-9891)によると、(1)土壌表面被膜形成工法(2)土壌表面シート敷設工法(3)発砲施工法ーなどがある。

土壌表面被膜は、樹脂と薬剤の混合物を土壌に吹きつけて薄い膜を作り、シロアリが床下の土台に上がってこられないようにする方法。

シート工法は、薬剤を含むプラスチック製シートを土の上に敷いてシロアリの侵入を防ぐ。

発砲施工法は、泡状の薬剤を散布し、土にも木部にも薬剤をしみ込ませる方法だ。

ほかに、コンクリートで固めるやり方もある。 値段は表参照。

使用する薬剤は、従来の有機リン系農薬に変わって、より毒性の低い合成ピレスドイド系農薬(蚊取り線香などの成分)が増加傾向(日本農薬の話)という。

同協会は、薬剤として460商品を認定している。蒸発しにくい薬剤を選ぶなど、成分の特長をよく聞くことが必要だ。
◆ヒバ油の効果

健康への影響から、農薬は避けたいという人には樹木のヒバから抽出したヒバ油、炭焼きの煙から抽出した木酢液などがある。

青森ヒバの殺虫効果については、大阪薬科大学の稲森善彦教授が研究している。ヒバ油にはヒノキチオールやβ-ドラブリンなどの殺虫・殺菌成分が含まれる。シロアリを殺す効果を調べたところ、たとえば、ヒノキチオールは1?当たり0.07マイクログラムでシロアリの半数を殺す(半数致死濃度)作用があった。

また、ヒバ材の中にシロアリを置くと、製材1年後のヒバでも48時間後から急にシロアリが死に始め、製材後60年でも、10日以内にほとんどが死ぬという研究事例もある。

こうしたことから、稲森さんは「ヒバ油は農薬のクロルピリホスほど強い作用はないが、低毒性の殺シリアリ剤として効果は十分に期待できる』と話す。


■2000.07.01 No.135「食品と暮らしの安全」日本子孫基金

【最も危ない果物は何か】

それは、サクランボとチェリーです。農薬の検出率が最高なのに、皮ごと食べる危なさ。

高価でたくさん食べれないから、病気にならないだけ。

今年食べ(られ)なかった人は幸せです。
実験:(カラーで見るとゾッとします)

日本のサクランボとアメリカンチェリーを皿に並べて放置。すると、そのまま乾燥していきます。10日を過ぎると、チェリーに少しカビが生えました。しかし、広まらず2週間で両方ともドライフルーツに。カビが大発生しないのは、農薬の殺菌剤が残留しているから。

洗っても少ししか落ちず、缶詰でも検出率は変わりません。

アメリカンチェリーも、日本のサクランボのようにキレイで魅力的な赤色の品種が増えています。でも、サクランボもチェリーも缶詰でも、食べてはいけません。
アメリカンチェリーのポストハーベスト農薬

1.イプロジオン

2.ジクロラン

3.チオファネートメチル


■2000.06.18ー毎日新聞よりー【シロアリ駆除剤に注意を】

家の新・改築時などに床下へまいたシロアリ駆除剤が5年経っても、蒸発して室内に入ってくることが大坂府立公衆衛生研究所の調査で分かった。家族にアレルギー患者や化学物質に過敏な人がいる場合は、ごく微量を吸い込んでも頭痛、めまいなどが生じることがあるため、駆除剤の使用には注意が必要のようだ。【小島 正美】
調査の対象は、大阪府内にある2棟の一戸建て家屋で、それぞれ1994年に新築、93年に改築した。シロアリ駆除剤として一般的に流通している有機リン系殺虫剤のクロルピリホスと有機塩素系のオクタクロロジプロピルエーテル(S-421)の2種類が床下に散布されたのを確認後、5年間にわたり新築の家では毎年3.7.9.12月の4回、改築の家では毎年10月、台所に置いた精白米への吸着量や室内濃度を調べた。

米への吸着量は、紙の皿に入れた精白米(100g)を、台所の流し台の下や米びつ付近の床面に置き、1週間放置した後測ったが、どちらの家でも吸着量は5年間減らなかった。

例えば、新築の家のクロルピリホスの平均吸着量は米1g当たり約0.01〜0.03マイクログラム、S-421は同0.2〜0.8マイクログラムだった。季節別に見ると夏に吸着量が多かった。

また、居間、台所、和室の空気汚染濃度も、双方の家で5年間横ばい。新築家屋の居間でのクロルピリホスの平均濃度は1立方メートル当たり0.01〜0.1マイクログラム、同じくS-421は同0.1〜1.0マイクログラムだった。

二つの物質とも日本では室内空気の安全基準が定められていない。このため、汚染が及ぼす影響ははっきりしないが、米・フロリダ州ではクロルピリホスについて、1立方メートル当たり0.48マイクログラムという空気ガイドライン値を設定している。これに比べると、今回の平均濃度は低いが、改築家屋の和室で最高0.41マイクログラムを記録したこともあった。

調査した同研究所主任研究員の吉田精作さんらは「駆除剤は床のすき間から室内に入ってくる。空気中のほこりにも付着するので、対策としては、換気やほこりなどの掃除、密閉容器を利用した食品の保管などが必要だ。アレルギーなどが心配な場合は、同じ有機リン系の駆除剤でも蒸発しにくいタイプ(ピリダフェンチオン)を選ぶか、極力使用を控えるほうがよいのでは」と話す。


■2000.06.07ー反農薬東京グループHPより

建設省が発注する施設でVOC対策を通達−シロアリ対策は非有機リン系薬剤使用など自分たちだけ安全に

建設省の建設大臣官房官庁営繕部建築課は、6月7日に、各地方建設局営繕部ら宛に「室内空気汚染(揮発性有機化合物)対策について(通知)」(建設省営建発第39号)という通達とその運用についての事務連絡を出しました。

営繕部というのは建設省が関係する施設の建設や管理などを担当するところです。この通達では、建設省が発注したり、建設省の責任でリフォームなどする場合に、VOC(揮発性有機化合物)等による入居者や施工者の健康被害を防ぐために、例えば、木材保存剤は非有機リン系とするなど、とるべき対策をまとめています。

建設省がこのような問題意識を持って、設計、建設、管理、利用などする建物を安全にしたいという気持ちはわからないではありませんが、一方で、同じ建設省の住宅局建築指導課は、一般の住宅に対してアメリカで使用禁止になった有機リン系薬剤のクロルピリホスの使用禁止措置すらとろうとしていません。

建設省は自分だけ安全な建物を作ろうとしていると言われても反論できないでしょう。少なくとも、シックハウス対策として営繕部が出したくらいの施策をすべての住宅に適用すべきです。

担当課に、なぜ防蟻剤として有機リン系薬剤を使用しないのか問い合わせてみましたが、答えは思った通り「安全を考えて」とのことでした。その際、反農薬東京グループのホームページも参照にしたとのことでした。ただ、あまりにも反響が多いので事務連絡の部分に関しては変更する可能性があるとのことです。このような通達を出す時には、あらゆる批判に耐えられる周到な準備が必要ではないかと思います。


■2003.05.04ー朝日新聞ー【木材の防腐剤クレオソート油が国の工事で使用禁止】

木材の防腐剤に使うクレオソート油について、国土交通省が今年度の公共工事から使用を禁止していたことが3日までにわかった。発癌物質とされる成分を含んでいて健康被害が心配されるためで、東京都や横浜市など自治体の一部は既に使用をやめていた。

業務用や一般家庭向けのクレオソート油や関連商品も出回っており、厚生労働省は発癌物質の含有率などによっては法的な規制も検討していく。
クレオソート油は安価で、公共事業関連では、建物の土台の一部や公園の柵や階段、樹木の添え木などに使われてきた。
しかし、クレオソート油には発癌物質とされるベンゾピレンのほか、人体に触れると刺激作用のある物質も含まれる。
このため、国土交通省は今年3月に「公共建築工事標準仕様書」を改定し「木材防腐剤はクレオソート油を除く」と明示。
ベンゾピレンの含有率にかかわらず、使用禁止に踏み切った。

同省の管理する都市公園の柵などの新設工事でも使用中止を検討中だ。
同省の担当者は「仕様書は建築業界の標準で、民間工事にも波及するだろう」としている。
公共工事以外でも、クレオソート油は防腐剤として業務用や家庭用で販売されている他、クレオソート油で処理済みの古い枕木も園芸用に人気がある。

厚生労働省の研究班は昨年度から、ベンゾピレンの含有率がどの程度で人体に悪影響が出るのかなどを調べている。結果によっては、家庭用品規制法に基づく法規制も検討する。
また、環境省の研究班は昨年3月の報告書で、園芸用に市販のクレオソート油や枕木について、「室内で利用すれば、残留成分による健康への影響が懸念される」と注意を促している。