木材腐朽のメカニズム

黒カビの菌糸この写真は、木材腐朽菌の菌糸が畳下の床板の表面一面に出てきている非常に珍しい写真。
また、蟻害も発生している。
これは、通気性が極端に悪い。土壌が粘土質で水はけが悪い。
湿度が限りなく100%に近い。などの条件が整わないとここまでならない。
腐朽は、結構進んでおり木材として本来の強度が殆どなくなっている。

黒カビ上の写真の床下では木材に結露が発生していた。
これも珍しい写真。
よく見ると分かりますが湿度があまりにも高すぎるためカビの胞子は見当たりません。
根太の腐朽進行度は末期に近い。

 

木材は、シロアリの食害による劣化だけでなく、木材腐朽菌(ワタグサレタケ、カワラタケ、ナミダタケなどの菌類、いわゆるキノコの類、専門的には担子菌といいます)によって劣化していきます。つまり腐朽する(腐る)のです。私達は、単に「カビ」とも呼んでいます。
種類は、白色腐朽菌(白カビ)と褐色腐朽菌(黒カビ)の2種類あります。
共に、このカビから発生されるニオイには発ガン性が有り、このニオイを多く嗅ぐことにより我々人間の免疫力は大きく低下し、風邪などを引きやすい状態になります。
アトピーや喘息および花粉症などのアレルギー体質の方や化学物質に敏感な方にとって驚異的な物質です。
1番厄介なのは、カビが微量のためその存在に気付かずに生活をすることによって、少しずつ体内に取り込んで大切な健康を害してしまうことです。永い年月をかけて悪くなった人間の体は、短期間では治癒しにくいものです。気付いた時には、症状はかなり進行しているものです。
このカビは、通常空気中や土の中に含まれており、条件が整い次第付着して発芽し菌糸が成育して腐朽が開始されます。または、条件が整うと土の中で発芽して、菌糸が延びて木材に侵入して菌糸が成育するために木材の栄養を摂取することにより腐朽します。
腐朽菌が成育するためには、次の4つの条件が必要であり、その内の1つでも欠けると成育はストップします。しかし、再び条件が整うと簡単に発芽し、腐朽が再開されます。

【1.酸素 2.光 3.栄養 4.水分】

■白色腐朽菌(白カビ)白カビは、主に軟葉樹材に付着しやすく、軟葉樹材の代表的な建材の合板(ベニヤ板)などに多く付着して腐朽が進行しているのをよく見かけます。
白カビ 白カビ
■褐色腐朽菌(黒カビ)黒カビは、主に針葉樹材に付着して材を腐らせます。通気が「かなり悪い」などの条件が整うと合板(ベニヤ板)にも付着および進行して材を腐らせます。
内部腐朽を起こしている材から胞子が発芽している。
床下の通気性が悪く、湿気が高いとベニヤ板(軟葉樹材)にも褐色腐朽菌(黒カビ)は進行する。最悪の環境下。

【1.酸素 2.光 3.栄養 4.水分】の4つの条件のうち、栄養と水分を断つことは可能です。よく河や海に丸太を浮かべているのを見かけた人もいるかと思いますが、あれは木材の中が全て水で満たされ酸素が無くなるため菌の成育ができなくなるため腐らないのです。

床下の通気性をよくして材を乾燥させ、成育の条件を低下させることは可能です。
いわゆる床下換気装置類の設置です。
しかし、現代住宅の複雑な床基礎構造では完ぺきな換気をすることは非常に困難で、現実問題として多くの物件で腐朽は確実に進行しているのを見かけます。
現段階で、最も理想的なのは殺菌・抗菌性のある空気を作り出して処理をすると、隅々まで行き渡り未処理の部分が無くなると思われる。
当社では、マイナスイオンやオゾンのパワーによって良好な結果を得られています。つまり、床下換気装置だけでは完全にコントロールできなかったカビの発生及び進行を、マイナスイオンやオゾンのパワーによって完全に抑制させることができています。
この良好な結果に、顧客も当社も満足しています。

 
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