シロアリの生態

ヤマトシロアリの群飛 イエシロアリの羽アリ
ヤマトシロアリの群飛 イエシロアリの羽アリ

日本には約18種類のシロアリが生息しており、建築物を加害する主なシロアリはヤマトシロアリとイエシロアリです。
長崎には、そのヤマトシロアリとイエシロアリが生息しています。
ヤマトシロアリは北海道北部を除く日本全土に、イエシロアリは神奈川県以西の海岸線に沿った温暖な地域と千葉県の一部、それに南西諸島、小笠原諸島に分布しています。
シロアリは雑食性昆虫で、加害力の強烈な昆虫ですので、木柱、まくら木、木柵、杭木などの木材のほか、生きた樹木や農作物、プラスチック・ゴム類、繊維類、皮革類をも加害します。
ネコやネズミなどの動物の死骸、墓地や納骨堂の人骨まで侵す場合もあります。
さらに、煉瓦やコンクリート、金属も軟らかい鉛や薄板は加害します。

■ヤマトシロアリ
ヤマトシロアリヤマトシロアリはイエシロアリのように特別に加工した塊状の巣はつくらず、加害箇所が巣をかねており、適当な生活場所と餌を求めて集団で移動するのが特長です。
とくに湿潤なところを好みますので、湿った木材や土中で生活していることが多く、主に建物下部を加害します。被害は腐朽と同時に起こることが多く、加害箇所や蟻道は清潔感が無く汚いのも特長です。
以前でしたら、蟻道や加害箇所を壊したり乾燥させると居なくなっていましたが、最近スーパーヤマトと呼べる加害力が強いヤマトシロアリが出てきていますので駆除する場合注意が必要です。

■イエシロアリ
イエシロアリイエシロアリは建物や土中に塊状の大きな本巣を作り、大きいコロニーになると100万匹にも達します。
加害速度も速く、夏場だと柱1本1週間で食い尽くし、建物の乾燥した木材でも水を運んできて湿しながら加害しますので、被害は建物全体に及びます。
加害箇所が本巣から遠くなったり、コロニーの規模が大きくなると加害している建物内に分巣を作ります。その分巣の中に生きていくための水を蓄え、もし何らかの事情で水を運ぶことが出来なくなった場合にも、しばらく生活することが出来ます。
例えば、駆除をして50~60匹のイエシロアリが生き残った場合、再生する条件の体数があります。このとき分巣に彼らが半年から1年くらい生活できるだけの水が残っていた場合、巣は再生し翌年再発します。
イエシロアリを完全に駆除する場合、水取りを遮断することと分巣を完全にたたく!ここが大切です。

■イエシロアリの種類
当社のこれまでの経験からイエシロアリにも種類があるように思われる。
まず、体の大きさが大きく2種類に分かれ、そのそれぞれがまた2種類に分かれ、根性のあるイエシロアリと根性無しのイエシロアリである。
根性無しのイエシロアリの場合、調査で蟻道を払っただけで、蟻道の再生には取り掛らずにその近辺のイエシロアリの数が減る。危険を察知すると速やかに撤退し、駆除しても簡単に死ぬのが特長のように思われる。再発の確率が低いので非常に楽である。

最悪なのは、根性のあるイエシロアリで特に2番目に大きく思われるイエシロアリである。
蟻道を払ってもすぐに再生に取り掛り、兵蟻の数が異常に多く絶対に逃げない。しかも、噛みついてきて噛まれるとかなり痛くアゴが特に丈夫で手で払うとアゴの部分だけが残る。
長崎で再発しているイエシロアリの多くがこのタイプのイエシロアリだと思われる。
このイエシロアリを一般的なケミカル薬剤で駆除する場合、データと経験に基づく確かな技術を要求される。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク